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お知らせ

人と組織を育てる1on1ミーティング

こんにちは。
代表の田川ひとみです。

先日、とある会の「クロス1on1」というセミナーのキックオフに参加しました。
会社や部署の垣根を越えて行う1on1ミーティングを7月まで3回行い、最終回は振り返りを行います。
全国から100名以上がオンラインで参加され、これからお話させていただく2名が決まりました。
まったく業種も年齢も異なる方と業務ではない1on1自体が初めてワクワクしています。
企画をしていただいた会に感謝するとともに、今後どんな気づきがあるのか楽しみにしています。

そこで今回は、人と組織の成長には欠かせない
「部下も上司も育つ1on1ミーティング」の在り方について、ご紹介させていただきます。
1on1は部下の成長促進のためと思われがちですが、どちらも育つことがポイントです。


具体的には、
▶ 上司は「聴く力」と「引き出す力」が育つ
▶ 部下は「考える力」と「自走力(自分へのリーダーシップ力)」が育つ

そのための3つのポイントを押さえておきましょう。


1.上司は「聴く」ことに徹する
・指示やアドバイスをしないで、まずは聴く
「自分だったら・・・」という主観(価値観)をいったん置いて出来事に付随する感情も一緒に受け止める。
・理解し共感する
話し手と同じ絵を描くことをイメージして、自分の思う絵に書き換えたり誘導しないこと。

2.部下が「考える」時間にする
・問いかけをする
「どう思ったのか」その時に感じたことや思いを深める問いを投げてみる。
「なぜ」という問い詰める問いはNG
・答えを出さない
経験からこうなると分かっても、人が変わればやり方も変わる。結論を言わないこと。

3.次回へのスモールステップ
・振り返り共有をする
話の要点と気づきを共有する。この時初めて、上司は部下の話から感じた気づきを伝える。
決してアドバイスはせず、あくまでも「自分はこう感じた」と伝えること。
気づきから次への行動が生まれます。
・小さな目標(行動)を決める
次回までに行動することや、未来のどのような事に繋がるか考えた上で次回までの行動を決める。

このように一緒に共有し気づくことから次回へのステップになります。
日々の業務に追われて継続しない、いつの間にか無くなってしまったという時は、
「上司がアドバイスや指示出しの時間になっている」
「聞いてもらえているが、部下の課題がいつまでたっても解決しない」等も良く聞きます。
何のために1on1を行うのか、ゴールは何かを共有した上で行うこと。
時間を守る(開始時間と30分なら延長戦無しできっちり終わる)などルールを明確にする。
まずは、コミュニケーションの場として、肩の力を抜いて始めてみてはいかがでしょうか。